ビットコインの基礎知識

ビットコインはこうして広まった!初めての取引と商取引

通貨の役割と商取引の基本から取引所の役割まで
世界にはおよそ190を超える国と地域があり、170を超える通貨が日々の生活で利用され、また外国為替市場などで取引をされています。

その中で新興国などで取引されているマイナーな通貨から、世界中で基軸通貨とされる米ドルまで、通貨の流通量は種類に応じて様々です。
このことが通貨に価値を与える要因の一つともなっていますが、仮想通貨もこれと同様に価値が変動しています。
日々の商取引や物の売買において、通貨はある一定水準の価値と交換できる、という交換条件のもとで取引がされていますが、これは価値観の異なる個人間の取引を円滑に基準を持って取引ができるようにする意味を持ちます。

これらの通貨に価値を生み出すことができるのは中央銀行と取引所に限られています。
普段当たり前に利用している通貨と投資商品としての物の価値は、取引所と中央銀行が担っているということになりますが、ビットコインはどのようにして通貨としての価値を持つようになったのでしょうか。

ビットコインの初めての取引は2010年5月22日の「ピザ2枚=1万BTC」

ビットコインは初めから投資商品として生み出されたわけでも国家の通貨としての価値を変えるために生み出されたものでもありません。
はじめはあまりだれも信用しないようなプログラムによって生み出される有限の、しかもインターネット上でのみ取引される通貨として登場しましたが、初めから現在のような価値を持ったわけではありません。

2009年から登場しているビットコインですが、現在のように1BTCが30万円や50万円という価値を持つまでには途中で様々なもとの交換や資金の流入などを経て現在の価値まで上り詰めることができました。

ナカモトサトシが発表した論文に基づいたこのビットコインの仕組みは、世界中で取引されるようになるまでにいろいろな人が保有し、モノやサービスと交換をすることにより価値を生み出してきましたが、その初めの取引とはどういったものだったのでしょうか。
そしてそれは商取引でどのような意味を持つのでしょうか。

2010年5月22日のピザ2枚=1万BTCはその時の1BTCの価値を表す基準となった

2009年から始まったビットコインの歴史は、2010年の取引によって初めて実際の価値がつきます。
この時ピザ2枚に対して1万BTCが支払われることとなりましたが、ピザはアメリカではおよそ15ドルの価値がありますので、2枚で30ドル、これが1万BTCと交換できるのであれば30ドル=1万BTCという等式が成り立ちます。

このため1BTC=0.003米ドルという計算での取引ができているということになります。
したがってほんの7年前ではありますが、この時の価値は1ドルのものと交換する際には334BTCのものが必要ということでした。この取引が基準となり、この基準を照らし合わせることにより世界中の価値との比較ができるようになりました。

2010年5月当時、1米ドルは日本円で80円程度の価値でしたので、80円=334BTCの式が成り立ち、1BTC=0.23円という計算になります。
この時から比べ、2017年には1BTC=50万円という数字が出現していることから計算すると、およそ217万4000倍の価値がついている計算になります。

はじめにピザを交換したお店の店主が仮に7年間放置したとしたら、その価値は高い時で50億円にもなってしまったということになります。

ここまで急激に変動することとなって理由は様々ありますが、初めの取引でこの程度の価値にあったからこそ、経済活動の中に組み込まれ、通貨としての価値を持つようになったのです。

どのような通貨でもこういった初めての取引から、流通量が増えるにつれてその価値が高まるように、現実に仮想通貨は世界中で取引されるまでに様々な価値を持つようになりました。

仮想通貨に限らず一度「値」が付けば値が付いたモノやサービスは経済活動に組み込まれる

ビットコインの例を挙げて今回は取引によってモノやサービスの価値と交換することでその価値として取引されることを解説していますが、この現象はビットコインに限らず、何でもその例えと同じようになります。
例えば土地も同じように価格が上昇するものとして古くから取り上げられてきました。

山奥の全く利用価値がない土地は買い手がいないため非常に安い価格で取引されますが、それでも値段さえ付けば、商取引として経済活動の中に組み込まれます。
そのため登場した当初は信じられないほど安いこともあります。

流通量と求められている量、そして交換することができるものの量などが関係して通貨の価値は変化することとなるため、間口を広げることが通貨としての価値を高める要因の一つと言えます。

経済活動の醍醐味はこれまで値のつかなかった商品に値段をつける楽しさ

普通の人であれば社会で生活するにあたり、モノやサービスを通貨と交換する行為は非常に浸透しています。それは単純に子供のころから、他人の物と自分のものを交換したことがあるようにして学んでいきます。
こうした自分で感じる交換することよりも、もっと普遍的な価値を見出すことで通貨としての価値を取引するようになります。

この時一定水準の価値を表す通貨と交換する商取引に関しての値決めを行うこととなります。
特に取引で重要なことは、これまで価値がなかったものを価値があるものへと変化させることであり、これは社会になかった仮想通貨のみではなく、最近増加傾向にあるスマートフォン向けのアプリへの課金も同様です。

実際には無料でプレイすることも可能ですが、課金をすることにより、無課金ではたどり着けない強力な面を発揮することでそこにニーズが発生し、価値が発生します。取引は常に需要と供給が前提となっているため、どのような形であれ、ニーズを発掘することができれば、そこに供給するのみで取引が発生することからも、経済活動の醍醐味がうかがえます。

取引所は「いつでも交換可能な場」を提供することにより通貨の価値をより高める効果がある

これまで解説してきたように、その通貨が価値を保ち、時間の経過により減衰することがなければ、通貨としての特性はクリアしていることになります。
また通貨として価値を保存する場合には、ある一定以上の流通量が必要です。

そしてそれと同様にアクセス性が必要となります。
ビットコインをはじめとする仮想通貨はインターネット環境にあるため、個人間の取引ばかりでは全体としての取引とは異なってしまうため、価値の保存ができないという事態に陥ってしまします。

通常の国家が発行する通貨であれば、銀行が通貨の取引所の役割を果たし、国内中での流通量をコントロールしているため、価値の決定が非常に簡単になります。
インフレになり価値が下がりすぎれば流通量を減らし、少なすぎれば供給するということが中央銀行の役割であり、取引所的な役割はここにあります。

したがって通貨として価値を保存するためには取引所が必要であり、そこに集約することで民主的な側面を損なわないようにしなければなりません。

流動性が高まれば通貨としての価値も上がり、実際に使う事が出来る事によって価値も上がる

国家が発行する通貨の最も良い点は、いつでも使えて何にでも使えるという点です。

よく投資の世界では、現金王者主義というものがあります。
株式やオプションのようにリスクを背負わない代わりに現金をある程度保有しておくことにより将来的なリスクに備えるという考え方です。もちろん日本国内であれば日本国銀行券や通貨が利用できない地域は存在しないので、このような対策をとっても問題はありません。

むしろ通貨として流通しているものが1種類のみであるため、他への代替ができないという利点があるためこういったことが有効となります。
しかし仮想通貨にも取引所ができたことによって、通貨との代替が進む可能性があります。

まず国内での流通量が増えることによって、通貨としての価値を確立することができます。
またその取引所に参加する人が多くなる、つまりその通貨を使用する人が増えることにより通貨の絶対数が足りなくなり、価格が上昇していくということも考えられます。また取引所ができることによりその通貨を扱う人が増えることになります。

そうなれば必然的に流通量が増えるため、ビットコインと商品やサービスを交換する店舗が増えることも考えられます。
そうなった場合、交換できるものに対して通貨の量は総量が決まっていますので、通貨としての価値が高まることは十分に考えられます。つまり使える場所、モノ、サービス、取引所が増えることは単純にビットコインの普及につながり、結果として価値の上昇につながります。

取引所が流通させることでビットコインへの期待や価値は高まる

ビットコインは登場してからおよそ1年間、取引の相手として認知されていませんでした。
そこから徐々に通貨としての信頼性を築きあげることで様々なものやサービスとの交換を可能にしてきました。本当の物々交換のような状況から取引所が設立され、公設ではありませんが、取引を繰り返し現在では最も値上がり率の大きな投資商品ともなっています。
また2100万BTCの上限もSatoshiという概念の発生により底をつくことは当面なくなりそうです。

ここまで短期間のうちに世界各国で通貨と取引されるインターネット上のデジタル通貨が人気になったポイントはズバリ通貨としての特性であるといえます。
仮想通貨であってもどこでもいつでも何にでも使えるようになることでビットコインの価値を高めてきました。
取引所が利用できる仮想通貨も出てくることによって通貨間での競争もこれから発生しそうです。そうなると消費者や投資家からするとより面白みが出てくることでしょう。

こうしてビットコインは通貨としての競争力を高めることになります。また競争力が高まればさらに次の次元への期待が膨らむでしょう。

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