ビットコインの基礎知識

「ジーキャッシュ(Zcash)」はあのJPモルガンも認めた技術で高い匿名性が実現した

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ゼロ知識証明ですべてを非公開のまま取引できる利点とは?

出典:coincheck

仮想通貨の市場が急速に熱くなり、全体的に価格高騰が始まった2017年ですが、特に5月以降からは主要銘柄になるビットコインの価格が急騰したり、海外の仮想通貨取引所におけるトラブルが報じられたり、また同年7月には日本の取引所が一斉に取引を中止したり(その後取引はすぐに再開されています)など、なにかと話題になったことで、仮想通貨という言葉が投資家だけでなく、一般の人にも急速に広まった印象がありますね。

認知度が上がれば、これまで株やFXに少額投資をしていた層が、仮想通貨もポートフォリオに組み込んでみようと考えることもあるかもしれません。
仮想通貨はオンラインのシステム上にだけ存在し実体のない通貨ですが、無限に発行されるわけではありません。
技術的には簡単ですが、そうすると価値のないものになります。ですので、仮想通貨はどの銘柄も有限なのです。

そこに一般の人も投資対象として仮想通貨を求め始めると、確実にどの銘柄も価格が高騰していくことになります。

仮想通貨は主要な銘柄はビットコインであり、それ以外の銘柄はアルトコインと総称されます。
アルトコインはビットコインの理論をベースにはしているものの、それぞれに個性的なコンセプトを加えて開発され、発行されています。その中で今注目されているのは「ジーキャッシュ(Zcash)」というという銘柄です。

ジーキャッシュは匿名性というほかにはないコンセプトがあり、また大手銀行「JPモルガン」と提携したことで大きな話題となっています。そんな仮想通貨ジーキャッシュについて深く知っていただきましょう。

JPモルガンが提携した匿名性の高い仮想通貨ジーキャッシュとは?

仮想通貨のマイナーな部類になるアルトコインはどれも個性豊かなコンセプトや開発理念があり、ビットコインやそれぞれのアルトコインの銘柄同士と比較しても、興味深いものばかりです。

そういった個性が投資家を吸引し、仮想通貨としての価値をより高めていくことになります。銘柄を取引する人が多ければ多いほど売買が活発になり、市場としても投資家が参加するに意味のあるものになるのです。

そんな中で注目を集めるジーキャッシュについて、まずは概要を紹介します。

ゼロ知識証明でほかにはない匿名性を獲得しているジーキャッシュ

ジーキャッシュは2016年10月28日にリリースされ、一般投資家が売買できるようになった瞬間から高値をつけて話題となりました。ただ、その直後に暴落していますが、それはある意味適正価格に落ち着いたと言えます。
そして、しばらくしてから再びジーキャッシュは価格が値上がりします。それはジーキャッシュが大手銀行「JPモルガン」と提携をしたからでした。

ジーキャッシュは仮想通貨としては初めて『ゼロ知識証明』を使ったことで注目され、今後の運用に期待されています。
このゼロ知識証明というのは、暗号学においてある人がほかの人に「自分の持っている命題が真であることを伝えるためには真であること以外のなんの知識も伝えることなく証明できる」というやりとりの手法です。

簡単に言えば匿名性です。ゼロ知識証明は完全性、健全性、ゼロ知識性の3つを備えていることが条件とされ、これが仮想通貨とマッチングされたというわけです。

提携の話題は、このジーキャッシュの技術であるゼロ知識証明をJPモルガンが高く評価したということになり、実際にJPモルガンの声明では「世界最先端の技術」と称賛されています。

ジーキャッシュとの提携はJPモルガンが自社のプラットフォーム「Quorum」にこの技術を取り入れるからだと見られます。Quorumはイーサリアムのスマートコントラクト(ブロックチェーンに契約内容を盛り込める技術)を基にしたプラットフォームになっています。

ちなみにジーキャッシュの仮想通貨取引所などで掲示される単位は「ZEC」です。

ジーキャッシュ最大の特徴は間違いなく匿名性が高いこと

世界的に有名なJPモルガンからその技術を認められたジーキャッシュですが、やはりこのニュースが駆け巡った2017年5月から価格も上昇傾向にあるようです。
それほどこのゼロ知識証明を利用した技術は期待されているということになります。そして、この匿名性の技術こそがジーキャッシュの最大の魅力、特徴であると言えます。

では、このジーキャッシュの匿名性はどんなことに期待されるのでしょうか。それを紐解くことでジーキャッシュの特徴が見えてくると思います。ジーキャッシュにはどんな魅力があって、多くの投資家が注目しているのでしょうか。

ジーキャッシュの匿名性により投資家の安全が確保される!?

ジーキャッシュ最大の特徴はゼロ知識証明を用いてブロックチェーン内の通貨の取引を暗号化することができ、高い匿名性が確保されていることです。
ブロックチェーンはビットコインでも採用される、世界中の全取引を一定時間ごとにブロック状の記録にまとめ、そのブロックをチェーンのように繋げていくことからそう呼ばれている運用システムです。過去の取引などを改ざんしたりすることが事実上不可能で、それによって安全性と信頼性が確保されています。

ジーキャッシュに匿名性があることで得られるメリットは、資産のやり取りをほかの人に一切知られないという点に尽きます。
ビットコインのブロックチェーンではすべての記録を第3者が自由に読み取ることができ、どこの誰がどれくらい保有し、誰に送金したかなどがわかってしまいます。

とはいっても、ビットコインのブロックチェーンにも安全性と信頼性が備わっていて、その中には匿名性もあります。
仮名で取引もできるので、一応匿名性があるのです。ただ、専門家やコンピューター技術に詳しい人ならば仮名でも取引を追跡できてしまうため、ビットコインには本来の意味の匿名性はあまり高いとは言えません。

そんな中でジーキャッシュはゼロ知識証明を初めて使った仮想通貨として、本格的な匿名性に期待が寄せられるというわけです。
誰が誰にどれくらいのジーキャッシュを送金したかを公開する必要がなく、それでもちゃんと送金トランザクションの正当性が証明できる――つまり、取引が確実に成立するというのがジーキャッシュとビットコインの違いというわけです。

取引を追跡できない完全な匿名性を実現したことで、自分がどれくらいのジーキャッシュを保有しているかなどが外部にはわからなくなります。ジーキャッシュは仮想通貨としての安全性だけでなく、実生活における安全性も確保できるのです。

ジーキャッシュは仮想通貨市場でどれくらい普及しているのか

匿名性に期待されるジーキャッシュですが、果たしてどれだけの投資家に浸透し、仮想通貨として普及しているのでしょうか。
特殊な技術で匿名性にすることから、本格的なビジネスに利用される印象もあり、一般投資家に果たしてどれくらい普及しているのか気になるところですね。

ここではそんなジーキャッシュの仮想通貨としての人気の度合いや普及の様子を見てみましょう。
実はこの普及率というのは短期売買をする投資家には重要な情報です。欲している人と手放したい人がいることで価格が変動しますから、普及していない仮想通貨は投資対象としては魅力が低いのです。

ジーキャッシュは仮想通貨2000銘柄のうち上位20位には入る人気銘柄?

ジーキャッシュが普及しているのかというと正確なシェア率はわかっていません。
様々な取引所や仮想通貨を推すサイトなどでは常時取引高や時価総額のランキングが登場しますが、ジーキャッシュはトップ10にはそれほど入ってきませんが、20位以内には入っている銘柄ではあります。

ジーキャッシュは2017年5月のある時期ですと16位にとどまっています。仮想通貨は全銘柄が2000種類以上(諸説あり、1000銘柄という場合や、700銘柄程度という場合もあります)ある中での16位ですから、その他のアルトコインに比べたら普及はしています。

実は匿名性のある仮想通貨というのはジーキャッシュだけではありません。
ジーキャッシュほど高い匿名性はないにしても、匿名性を謳った銘柄があり、例えば「ダッシュ(Dash)」や「モネロコイン(Monero)」が挙げられます。そして、ランキングを見ると、この2銘柄の方がいつも上位に来ていることがほとんどです。ジーキャッシュはそういう点では普及はこれからなのかもしれません。

では、どんな投資家がジーキャッシュを買っているのでしょう。
おそらく、特殊な職業の人や、ネットリテラシーが高い投資家、あるいは開発者などのITエンジニアが買っているのではないでしょうか。ネットリテラシーが高く、資産内容や取引内容を第3者に知られたくない人たちです。

いずれにせよ、日本でジーキャッシュを売買できる取引所は「coincheck(コインチェック)」だけと限られている(2017年7月現在)ので、日本国内の仮想通貨業界としてはまだマイナーな銘柄であるところはあります。

ジーキャッシュが発行される枚数は2100万枚と限られている!

ジーキャッシュに限らず、仮想通貨はどの銘柄も有限です。
無限に発行していては数がだぶつき、価値が下がってしまいます。開発段階でそうならないよう発行上限数が予め決められていて、マイニングと呼ばれる発掘作業の報酬が徐々に半減していき、最後に上限に達したときに発行が終わります。

ジーキャッシュにおける発行数量は21,000,000ZEC、つまり2100万ZECということです。
銘柄によってはプレマイン――開発者が一定数量のジーキャッシュを持った状態でリリースすることもありますが、ジーキャッシュではそれがされず、10分ごとのマイニングでブロックが生成されます。ブロックサイズは2MBで、4年ごとに半減期が来る設定になっています。

ジーキャッシュは今どんな状態にあり、それが値動きや価格にどんな影響を与えるのか

ジーキャッシュの現状はどんなものでしょうか。
仮想通貨に限らず金融取引においては過去、現在を詳しく把握していることが未来を分析し、予測できるテクニックのひとつになります。ですので、ジーキャッシュの将来性を考えるにあたっては、まずは現状を知っておくことが大切です。どういった思惑で買われ、それがどんな値動きになっていくのか。そして、実際に価格はどんなものなのか。

そういった現状を基礎知識として把握することで、分析がしやすくなることでしょう。
もちろん「現状」は刻一刻と変化しますから、必ずその都度最新情報を入手することに努めるべきではあります。よって、この記事はまずは参考として知っておいてください。

ジーキャッシュの現状は非常に安定的になると見込まれる?

ジーキャッシュは大体1ZECあたりが2万円のあたりを推移しているが現状です。
スタートが2016年10月下旬で、そのころには仮想通貨の普及が遅かった日本でも政府が法整備に乗り出していたり、一般層にも仮想通貨という言葉が浸透し始めた時期でもありました。そんなこともあり、ジーキャッシュがリリースされた瞬間の高値は衝撃のレベルだったのではないでしょうか。

その直後にジーキャッシュの値が崩れ、かなり低迷していましたが、2017年に入ってからの仮想通貨業界の底上げ的な人気上昇と、かのJPモルガンの提携が発表された5月でかなり値が上がっています。

ただ、今後この価格はどこかのレートで落ち着くのではと考えられています。
それが2万円台。確かにJPモルガンがその技術を認めたことでアルトコインの中でもかなり優位に立ちましたが、JPモルガンの株価にジーキャッシュの価格がつり上げられるわけではないので、人気は続くかとは思いますが、価格は安定するのではないかという評論家も少なくありません。

ジーキャッシュの値動きは乱高下が激しいものの、どこかで落ち着くともされる?

ジーキャッシュがとにかくすごかったのはなんといってもリリース時です。2016年10月28日。

すでに世界中で仮想通貨が投資対象として認められている時期ですので、新たな銘柄として大注目を浴び、驚くべきことにリリース時の価格は33万円をつけたほどです(サイトによっては53万円や14万円台ともありますが、仮想通貨は取引所によって価格が違うため、このようになっているのかもしれません)。

ただ、その翌日にはその祭りは終わってしまい、あっという間に急落。一気に55000円まで下がりました。2017年7月で2万円台が相場と見られていることからもわかる通り、33万円で買った投資家は大損ですね。

この現象からもわかるように、ジーキャッシュはリリース当時にかなりの話題性と期待を集めた銘柄だったということになります。これに乗じようとした投資家がむやみに巨額を投じてしまい、実力以上に価格が上がってしまったのです。

こんな状況はボラティリティー(流動性)が高い仮想通貨ならどの銘柄でも起こることですし、今後も新銘柄ではこんなトラブルはあり得るでしょう。ですので、仮想通貨とはいえしっかり分析は必要で、冷静に売買を進めなければなりません。その点でいえば、ジーキャッシュの山場は過ぎているとも考えられ、今ならまだ手が出しやすいかと思います。

ジーキャッシュの価格は2万円から3万円台で落ち着く?

ジーキャッシュはとにかく変動の山場がリリース当日。
一説ではある取引所では価格が50万円を超えたともいう噂を信じてしまいたくなるほどの高値となり、ほかの取引所では33万円をわずかに超えた額がついています。当時においてはビットコインの単価を超えていますから、異常な事態だったと言えます。
そして翌日にはすぐ、5.5万円台にまで急落。その後は下がったり上がったりの繰り返しで、まあ仮想通貨らしいといえば仮想通貨らしい動きをします。

その後、2017年3月に再びジーキャッシュの価格が上昇し始めます。
これはジーキャッシュの人気が再燃したというよりは、ビットコインやそのほかの銘柄であるアルトコインが注目を浴び、仮想通貨市場が全体的に底上げされて価格が上昇したからだと見られます。アルトコインでは特にイーサリアム、リップル、ネムの上昇が大きかったようです。
ジーキャッシュはそれに便乗して値が上がりました。

このときは価格が上がったとはいえ、上昇率は緩やかなもの。
ですが、同年5月の上昇は急激でした。しかも理由はジーキャッシュそのものが注目されるに至ったからです。これが何度もすでに書いていますが、世界的な大手銀行JPモルガンがジーキャッシュの技術を評価し、提携したというニュースの発表です。ジーキャッシュはこのニュースで価格が急騰しました。このときで27000円あるいは28000円台を記録しています。

ただ、現在(2017年7月下旬時点)はジーキャッシュの単価は落ち着いており、1ZECで20500~21000円付近を推移しています。
もちろんジーキャッシュも価格の乱高下が激しい銘柄ですので、ときにはそれ以上、ときにはその範囲内で推移します。おそらく2万~3万円台で落ち着くのではないかという推測が多いようです。

いすれにぜよ、33万円で買った人はいまだ回収できませんし、新規にジーキャッシュを扱いたい投資家には参入しやすい環境だと言えますね。

ジーキャッシュの将来予測のキーになるのはやっぱりJPモルガン

ジーキャッシュの今後はどうなるのか、資産運用にジーキャッシュを利用しようと考えている場合、将来予測は非常に大切なことです。
ジーキャッシュを含む、たくさんの仮想通貨の銘柄群であるアルトコインはどれも個性豊かな開発コンセプトを持っています。ですので、アルトコイン全体としての予測ではなく、ジーキャッシュなど各銘柄それぞれの分析が大切です。

ジーキャッシュの場合、特徴は匿名性ですが、もうひとつ期待できる将来性はJPモルガンがジーキャッシュの開発技術に目をつけて提携をしたことです。

世界的に有名な金融機関がその技術を認めたので、ジーキャッシュのアルトコインとしての存在感はより強固なものになりました。このニュースがジーキャッシュの将来にもたらす結果とはどんなものでしょうか。

ジーキャッシュは匿名性の技術力によって安定した地位を得る?

ジーキャッシュがJPモルガンに認められたことで、ジーキャッシュの信頼性はアップしたということは明確です。
特にジーキャッシュの場合、リリース時に過度な期待で価格が異常なものになってしまったあとに適正価格に戻りましたが、実際には暴落したという印象も拭えません。ですが、ここにきてJPモルガンの提携で信頼性を取り戻しつつあります。

そして、この世界的な大手銀行との提携は将来的にもジーキャッシュの存在を大きく変化させることになり、高確率で価格に対していい影響をおよぼすことでしょう。
高い匿名性を保つ技術が大手金融機関に認められたということは、すなわち誰が見ても優れた技術ということなります。

今ではJPモルガンのほかにアルトコインの主力銘柄イーサリアムもジーキャッシュの開発チームと提携をして匿名性の技術を導入し、アップデートを行おうとしているとも言われています。

実物が存在しない仮想通貨だからこそ、なおこのジーキャッシュの信頼性の高さが将来的にも安定した価値を継続できるのではないかと期待されています。

ジーキャッシュとビットコインの匿名性の違いとは?

ジーキャッシュは前章で述べたようにイーサリアムもまたその匿名性を保つための技術を取り入れようとしているという話もあるように、ほかの仮想通貨銘柄となんらかの関係性があります。
そんな中ではやはりブロックチェーンをジーキャッシュでも使っていることから、仮想通貨の元祖ビットコインと比較するとジーキャッシュの個性がより浮かび上がってきます。

何度も書いていますが、ジーキャッシュの個性はやはり匿名性に尽きます。そんなジーキャッシュはビットコインとはどんな違いがあるのでしょうか。今一度詳しく見てみましょう。

ビットコインにも匿名性があるが、ジーキャッシュほど完全ではない

ジーキャッシュは匿名性があることから、ビットコインと同じようにブロックチェーンを使い、すべての取引が記録されているにも関わらず、誰が誰にいくら送ったかを公開しなくても送金の経過が証明されます。
ジーキャッシュがその匿名性を維持できるのはゼロ知識証明が採用されているからです。これはビットコインとは大きく異なります。

そもそもビットコインのブロックチェーンも匿名性はあります。
しかし、ビットコインは仮名であっても取引を追跡できるので、完全な匿名性ではないのです。ジーキャッシュは取引を一切追跡できないので、完全な匿名性を実現しています。
ビットコインのブロックチェーンならすべての記録が残るのですが、ジーキャッシュでは各取引の仮想通貨の量や送信者の名前、受信者の名前を非公開にした状態でも送金処理ができるのです。

匿名性でいえばジーキャッシュ以外にもダッシュやモネロコインといった銘柄も匿名性のある仮想通貨として知られています。
ですが、現状はジーキャッシュの方が匿名性が高く、取引を慎重に行いたい人にはジーキャッシュの方が向いていると言えます。

ジーキャッシュの将来的リスクは犯罪に利用される懸念があること

どんな仮想通貨にもなんらかしらの将来的リスクが存在します。
それは仮想通貨だけでなく、金融取引に利用される対象商品はすべてリスクがあります。投資や資産運用にはリスクがつきもので、リスクなき商品に利益は望めないと思っていていいでしょう。

当然ながらジーキャッシュにも将来的なリスクが伴います。
ですので、予めどういったリスクがあるのかを知っておくことでリスクヘッジの方針や、資産運用として投入する資金額を決めておくことが大切です。

そんなジーキャッシュにはどんなリスクがあるのでしょうか。それを検証してみてわかったことは、ジーキャッシュの最大の特徴が実はあだになる可能性があることでした。

ジーキャッシュの匿名性があだとなり、法律で取引規制される可能性がある?

ジーキャッシュは取引追跡をできない完全秘匿性を持つ仮想通貨だという点が最大の魅力です。
ネットリテラシーの高い投資家や、名前を知られたくない投資家にはうってつけの特徴があります。ですが、この特徴が将来的にジーキャッシュのリスクになる可能性もあるのです。

ジーキャッシュは利用者にとってはプライバシー保護のメリットがあるわけですが、その一方ではマネーロンダリングなどの犯罪に使われるケースも想定されるのです。
武器や麻薬の密売でジーキャッシュを利用すれば、誰が誰に違法商品の代金を払ったのかもわかりません。
また、売買を追うことができないことから巨額の脱税に利用することも考えられます。犯罪はこういったサービスを利用しつつ常に新しい手法が考案されますが、ジーキャッシュの場合にはその匿名性が悪用しやすいものにもなってしまうのです。

ビットコインなどは仮にアカウントの名前を仮名にしたとしても、ブロックチェーンにすべての取引内容が記載されることから、本人とアカウント名を結びつけることができればあっという間にその内容を追え、政府や警察、税務署は追跡しやすいです。
むしろ、こういった内容の公開が不正や犯罪の抑止にもなり、様々なメリットがあります。

ジーキャッシュは安全性が高く、匿名性によって投資家にもメリットがあるものの、そういった犯罪を誘発する可能性もあり、極端なリスクとしては国がジーキャッシュの売買を規制する可能性も出てきます。

これがジーキャッシュが抱える将来的なリスクです。

ジーキャッシュの特徴を考えると需要は大きい

ジーキャッシュはアルトコインの銘柄のひとつですが、その匿名性から大きな期待を投資家から寄せられています。
この匿名性の技術はゼロ知識証明を採用していることで実現されており、世界的に有名な大手銀行のJPモルガンが2017年5月にジーキャッシュと提携したことで、その技術にお墨付きを得た形となりました。

ジーキャッシュはリリース当初、時期的に仮想通貨業界が盛り上がり始めたこともあって、初日に数十万円という異例の価格をつけてしまいます。
しかし、見た目としては暴落を翌日に起こし、5.5万円に下がりました。
これは暴落というよりは、適正に落ち着いたと言うべきでしょう。

そして、現在は2万円前半を推移しています。スタートこそあまりよくなかったわけですが、JPモルガンの提携が今後ジーキャッシュの息を吹き返していくきっかけになることは間違いありません。

アルトコインは個性豊かなコンセプトが多いですが、その中でもジーキャッシュは飛び抜けて匿名性が高いという特徴があり、取引各種はすべて非公開のままでも送金のプロセスは確定するという信頼性もあります。

犯罪に使われやすいデメリットはありますが、この匿名性は一定以上の需要を保ち続けると見込まれます。ですので、ジーキャッシュは今後もじわじわと利用者が増えていきそうです。

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