取引手数料無料やマイナス手数料、出金手数料無料など取引所によって特徴が違う
非常に多くの仮想通貨取引所があり、取引手数料が高めなところや無料なところ、出金手数料が必要のないところやスプレッドが狭い取引所など、どの取引所を利用するかで各種手数料のコストが変わってきます。
ビットコインをはじめとした仮想通貨の取引をする際はどのような手数料がかかるのか、また、人気取引所の各種手数料はどうなっているのか、仮想通貨取引を始める前に把握して自分に合った取引所を選ぶようにしましょう。
具体的に手数料とは
- スプレッド
- 入出金手数料
- 送金手数料
- 取引手数料
を比較してみました。業者によって違いがあるのでしっかり確認しておきましょう。
業者名 | スプレッド (BTC円) |
入出金手数料 (日本円) |
送金手数料 (BTC) |
取引手数料 (BTC円) |
---|---|---|---|---|
ビットバンク | 3,00004,000円程度 | 【入金手数料】 銀行振込:無料 【出金手数料】 |
0.001BTC | 【現物】 無料 |
Zaif | 約5% | 【入金手数料】 銀行振込:振込手数料負担 コンビニ入金、ページ―入金: 3万円以下…486円 3万円以上…594円 【出金手数料】 |
0.0001BTC以上 | 【レバレッジ】 0.039%/日 【スワップ】 【現物】 |
coincheck | 約1% | 【入金手数料】 銀行振込:振込手数料負担 クイック入金、コンビニ入金: 【出金手数料】 |
0.0005BTC | 【レバレッジ】 無料 【スワップ】 【現物】 |
bitflyer | 3000400円程度 | 【入金手数料】 銀行振込:無料 クイック入金:324円 【出金手数料】 三井住友銀行以外:540円 |
0.0004BTC | 【レバレッジ】 0.04%/日 【スワップ】 【現物】 |
GMOコイン | 3,000円固定 | 【入金手数料】 即時入金:無料 銀行振込:振込手数料負担 |
無料 | 【レバレッジ】 0.05%/日 【スワップ】 【現物】 |
BITPoint | ー | 【入金手数料】 銀行振込:振込手数料負担 【出金手数料】 |
無料 | 【レバレッジ】 0.035%/日 【スワップ】 【現物】 |
BTCBOX | 2,00003,000円程度 | 【入金手数料】 銀行振込:振込手数料負担 【出金手数料】 |
0.001BTC | 【現物】 無料 |
kraken | 4,00005,000円程度 | 【入金手数料】 銀行振込:振込手数料負担 【出金手数料】 |
0.0005BTC | 【現物】 0%00.26% |
みんなのビットコイン | ー | 【入金手数料】 銀行振込:振込手数料負担 【出金手数料】 500円 |
無料 | 【レバレッジ】 0.05%/日 【スワップ】 【現物】 |
ビットトレード | ー | 【入金手数料】 銀行振込:振込手数料負担 【出金手数料】 648円 |
0.0005BTC | 【現物】 0.2% |
Liquid by QUOINE | 7000800円程度 | 【入金手数料】 銀行振込:振込手数料負担 【出金手数料】 |
無料 | 【レバレッジ】 0.05%/日 【スワップ】 【現物】 |
仮想通貨を取引する際、どのような手数料が必要なのか?
仮想通貨取引をする際は、株式投資や投資信託、FXなどの取引と同様にさまざまな手数料がかかります。
手数料=コストですので、手数料が高くなると得られる利益は小さくなり損失は大きくなります。口座開設後に必要な入金手数料や毎回の取引の際にかかるスプレッド、取引手数料のマイナス手数料など、株式投資など他の投資にはない独特の手数料もあります。
スプレッドや手数料はタイミングによって変わることもありますので注意が必要ですが、自分にとってメリットの大きい取引所を探す際の参考にしましょう。
スプレッドや入出金手数料、送金手数料など各種手数料が発生する
ここでは、仮想通貨取引の際にかかる主な手数料を紹介しています。仮想通貨取引所によっては、各手数料が無料な場合もありますし、手数料の名称が異なる場合もあります。まずは、大枠の手数料について一つひとつ見ていきましょう。
スプレッド
スプレッドとは売値と買値の差のことです。「◯◯手数料△円」などのようにはっきりと明示されることは少ないですが、取引をするうえでのコストの1つに変わりはありません。仮想通貨取引だけでなくFXでもスプレッドに注目して業者選びをする人は多いです。「隠れたコスト」などとも言われることがあり取引の都度コストを負担しています。業者によってスプレッドの幅は異なり、当然、売値と買値の幅が狭いほどコストは小さく、逆に売値と買値の幅が広いとコストが大きくなります。スプレッドのコストだけを考えると売値と買値の差が小さい業者を選んだ方が良いです。
入出金手数料
入出金手数料とは、仮想通貨取引所で口座を開設した後は仮想通貨を購入するために日本円を入金する必要があります。その際にかかる手数料が「入金手数料」であり、日本円を出金する際にかかる手数料が「出金手数料」です。仮想通貨取引所によっては無料の場合もあります。入出金手数料が高いと、取引に使えるお金や手元に入ってくるお金が少なくなります。
送金手数料
ビットコインをはじめとした仮想通貨を送金する際にかかる手数料のことです。送金手数料は仮想通貨取引所に支払うのではなく、マイニングを行うマイナーへの手数料となります。マイナーにとっては送金手数料は大事な報酬の一部であるため、送金手数料が高いほどマイニングの時間が早く、手数料が安いほどマイニングの時間が遅くなる傾向があります。
取引手数料
取引手数料とは取引の度にかかる手数料のことで、売買手数料などとも呼ばれます。仮想通貨取引だけでなく、株式投資でも取引手数料はかかります。ただし、仮想通貨取引所の取引手数料は独特で、手数料無料の取引所があるだけでなくマイナス手数料の取引所もありします。マイナス手数料とは、取引の度に手数料(0.01%など)を取引所へ支払うのではなく、取引所が手数料分をトレーダーへ支払います。つまり、取引をするだけでビットコインなどの仮想通貨を貰うことができるのです。手数料はコストですので安いに越したことはありませんが、マイナス手数料という独特の手数料があるのが仮想通貨取引所の特徴でもあります。
レバレッジ取引手数料・スワップポイント取扱手数料
資金の何倍もの金額で取引ができるレバレッジ取引の際にかかる手数料が、レバレッジ取引手数料で、1日あたり0.05%などの手数料がかかります。また、スワップポイント手数料の支払いも必要であり、ロングポジションの時は1日あたり0.04%、ショートポジションの時は1日あたり0.05%など、ロングとショートで手数料が違ったりします。いずれも1日毎に手数料が必要です。
手数料が安いと必要最小限の資金で仮想通貨を購入でき利益は大きくなる
スプレッド、入出金手数料、送金手数料、取引手数料、レバレッジ取引手数料・スワップポイント取扱手数料など、いずれの手数料に関しても高い場合は得られる利益は小さくなりますし、仮想通貨の購入により多くの資金が必要となります。逆に手数料が安い場合は、得られる利益は大きくなりますし、最小限の資金で仮想通貨の購入も可能です。ただし、1つの手数料だけを見るのではなく、全体的が手数料が安いか高いかを見て取引所を利用することが大切です。
手数料で比較!仮想通貨取引所ランキングTOP3はこの取引所!
取引手数料やレバレッジ手数料、出金手数料など、コスト面を考えて仮想通貨取引所を選ぶ場合は、どの取引所がメリットが大きいのでしょうか。
手数料はいくつも種類がありますので、取引スタイルによってメリットが大きい・小さい取引所があります。
独自サービスや運営会社の規模、取り扱う通貨の種類などで取引所選びをしてもいいですが、コストの観点から考えることも大事です。
ここでは、上記仮想通貨取引所の中から、おすすめの3社について見ていきましょう。
3位coincheck短期売買・レバレッジ取引をしたい人にメリット
■スプレッド:約1%
■入出金手数料
銀行振込:振込手数料負担
クイック入金、コンビニ入金:
3万円未満…756円、3万円以上…1,000円
50万円以上…入金金額×0.108%+486円
出金手数料:400円
■送金手数料:0.0005BTC
■取引手数料:無料
■レバレッジ取引手数料:無料
■スワップポイント取扱手数料(BTC円)
ロングポジション:0.04%/日
ショートポジション:0.05%/日
取引をする度に手数料がかかる取引所もありますが、coincheckは取引手数料が無料です。
特に短期売買で利益を獲得したい人にとって、大きなメリットがあります。
また、スワップポイント手数料は0.0400.05%/日かかりますが、レバレッジ手数料は無料ですので、ロールオーバーしてもコストを抑えられます。
レバレッジ取引を考えている人にとってもおすすめです。
2位Zaif「マイナス手数料」により取引する度にビットコインを受け取れる
■スプレッド:約5%
■入出金手数料
【入金手数料】
銀行振込:振込手数料負担
コンビニ入金、ページ―入金:
3万円以下…486円
3万円以上…594円
出金手数料:350円
50万円以上…756円
■送金手数料:0.0001BTC以上
■取引手数料:マイナス0.01%
■レバレッジ取引手数料:0.039%/日
■スワップポイント取扱手数料:最大±0.375%
Zaifの特徴は何と言っても「取引手数料がマイナス0.01%」なところです。
通常は取引する度に支払う手数料が取引する度に受け取れます。金額的には非常に小さい額ではありますが、減るどころか貰えることは利用者にとって大きなメリットです。また、ビットコイン送金手数料も0.0001BTC0と、他と比較すると少なめです。
短期売買で取引を繰り返すほど、マイナス手数料の恩恵を受けれます。
1位 GMOコイン取引手数料無料で出金の際も手数料はかからない
■スプレッド:3,000円固定
■入出金手数料(日本円)
【入金手数料】
即時入金:無料
銀行振込:振込手数料負担
出金手数料:無料
■送金手数料:無料
■取引手数料:無料
■レバレッジ取引手数料:0.05%/日
■スワップポイント取扱手数料:0.05%/日
GMOコインは全体的に手数料が安いのが特徴です。
入金手数料が無料なだけでなく、出金手数料も無料となっています。せっかく稼いだ利益も出金する際に多くの手数料がかかってしまうと、利益が目減りしてしまいますが、GMOコインであればその心配もありません。
また、0.000100.0005BTCが多いビットコイン送金手数料も無料、取引手数料も無料など、ほとんどコストを考えずに取引することができます。
利益を最大化でき、稼ぎやすい取引所です。短期売買、長期売買どちらのスタイルの場合でも安心して利用できますし、頻繁に出金したい人にもおすすめです。
取引スタイルや運用方法に合った取引所を選ぶことが大切
仮想通貨の取引をする際は取引手数料や入出金手数料、送金手数料、レバレッジ取引手数料、スワップポイント取扱手数料など、さまざまな手数料が必要となります。
例えば、頻繁に出金する予定の人は出金手数料が安い方がお得です。
手数料が200円違えば、10回の出金で2,000円、100回で2万円…など、長期的に見るとコストが大きく違ってきます。
取引所によって各手数料に大きな差がある場合もあるため、自分の取引スタイルに合った取引所を選ぶようにしましょう。