ネムのProof of Importanceやハーベスティングとは?ネムの特徴を把握し普及した理由を得る
仮想通貨ネムをご存知ですか?比較的新しい仮想通貨にもかかわらす、時価総額ランキングでは10位以内に位置し(2017年12月現在)、多くの人たちから注目を集めています。
ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな仮想通貨ではありませんが、将来的にさらに規模が大きくなり、メジャー仮想通貨の仲間入りするポテンシャルは十分にある通貨です。
ビットコインのようにマイニングで報酬を得るために多額の資金を投じる必要もありません。
ここでは、ネムの基本的内容や主な5つの特徴、価格推移などについて紹介しています。
通貨単位は「XEM」。ビットコインとは違う特徴を持つ仮想通貨ネムとは?
ネムは比較的新しく登場し、時価総額も高く(2017年12月現在)安心して取引ができる仮想通貨の1つです。
ビットコインやイーサリアム、ライトコインなどとはまた違った特徴をたくさん持っており、注目を集めています。
まずは、ネムの基本的内容を把握して、その後、特徴や値動きなどについても理解を深めていきましょう。
ネムは「新しい経済活動」を目指すプロジェクトとして2015年に登場
ネム(NEM)はNew Economy Movementの略称で、国や政府など特定の機関に縛られず新しい経済活動を目指すことを目的にスタートした仮想通貨プロジェクトです。
Utopiantutureによって開発され2015年に発表されました。
ネムの通貨単位は「XEM(ゼム)」、発行枚数は89億9,999万9,999XEMで最初の時点で約1,600人の投資家に分けられています。そのため、ビットコインのようにマイニングによる新規発行はありません。ビットコインとは異なる特徴を多数持っており、時価総額も高く注目を集めている仮想通貨の1つです。
ビットコインとは異なる点が多い!ネムの主な5つの特徴
注目されている仮想通貨の1つネムにはどのような特徴があるのでしょうか。
ネムは報酬を得るための仕組みや基準、処理速度、マイニングの有無、セキュリティなど、さまざまな特徴を持っています。ここでは、主な特徴
ネムの主な5つの特徴
- Proof of Importance
- ハーベスティング
- ブロック生成時間の間隔が短い
- セキュリティが優れている
- 価値が下がりにくい
上記の5つの特徴を一つひとつ確認していきましょう。
Proof of Importance
ネムはProof of Importanceを採用しており、ビットコインのコンピュータの計算力が大きいほど稼げるProof of Workとは異なります。
Proof of Importanceは、ネムのネットワークをどんどん積極的に使用する人が報酬を得られる仕組みのことです。
ネムは、ビットコインのように膨大な計算処理が必要ではないため、電力の消費も抑えれることができ、エコシステムとしても注目を集めています。ネムネットワークに貢献した人であればしっかりとネムを得ることができます。
ハーベスティング
ビットコインではマイニング(採掘)によってビットコインを報酬として得ることができますが、ネムはハーベスティング(収穫)によって報酬を得ます。
通常、ネムを取引する際は取引手数料が発生します。その手数料はネムネットワークに参加している人に分配されるようになっており、どれだけ高い確率で報酬を得れるかはネムへの貢献度で総合的に判断されます。
判断材料となるのが、所有しているネムの量や取引回数、取引額などです。
また、ネットワークに参加して承認をするためには10,000XEM以上を所有しておかなければなりません。
この10,000XEMというのも、ただ所有していれば条件をクリアするというものではなく、所有している10,000XEM以上が1日ごとに10%加算されていきその加算された数値が10,000XEMを超えたらハーベスティングに参加できます。
ハーベスティングにはローカルハーベスティングとデリケードハーベスティングがあります。
ビットコインのように激しい競争をしたり、ハイスペックなコンピュータがなくても報酬を得れるチャンスがあるのがネムのハーベスティングの特徴です。
ブロック生成時間の間隔が短い
ネムはブロック生成時間が短いことも特徴の1つです。
ビットコインのブロック生成時間の間隔はおよそ10分ですが、ネムの場合は約1分と非常に短いです。
セキュリティが優れている
ビットコインの場合、違法性のあるコンピュータが接続された場合は、ウイルス感染などを起こし他のコンピュータをマイニングに参加させることが可能です。
しかし、ネムはEigenTrust++というアルゴリズムを採用しており、違法性のあるアクセスが怒らないようにしていて、勝手なハーベスティングができないようになっています。
価値が下がりにくい
ネムは発行枚数が固定されており、既に総量である89億9,999万9,999XEMが市場に発行されていて、ハーベスティングの報酬も取引手数料ですので新たに発行されることがありません。
そのため、価値が下がりにくいと考えられています。
ネムが普及した理由とは?何が市場に受け入れられたのか?
2015年に登場したネムは、なぜここまで普及できたのでしょうか。2017年12月現在、時価総額は10位以内に入っています。
比較的短い期間で普及した理由を知ることで、ネムの今後の成長性などを知るきっかけにもなります。
また、発行数についてもネムだけでなく他の仮想通貨の種類も把握し、比較することで今後の動向予測の参考になるかもしれません。
ここでは、ネムが普及した理由やコイン発行数について見ていきましょう。
ネムが普及した理由とは?これまでの仮想通貨とは違い「エコで富の再分配の概念」
ネムが普及した理由は、エコで富の再分配という概念を持つ仮想通貨だからと言われています。
ビットコインをはじめとした仮想通貨の多くは、莫大な資金を使い採掘システムの構築が必要です。どれだけハイスペックなコンピュータを揃えれるか、電気代のかからない場所に構えれるか、どれだけ資金力があるかなどにより、一部の採掘者のみに報酬が偏ってしまう傾向があります。
しかし、ネムの場合はProof of Importanceとなっており、莫大な資金を投じてシステムを構築する必要もなく、電力を大幅に消費することもありません。
XEMの残高などの条件はありますが、ネムへの貢献度が高ければ誰もが報酬を得られるチャンスがあります。
このような、エコで富の再分配を形にした最初の仮想通貨ということもあり、多くの人に受け入れられここまで普及したことが1つの要因として考えられます。
ネムの発行枚数は89億9,999万9,999枚です。
ビットコイン:2,100万枚
イーサリアム:7,200万枚
ライトコイン:8,400万枚
ダッシュ:2,400万枚
などを考えると、仮想通貨の中でもネムの発行枚数が多い方であることがわかります。
ただし、既に89億9,999万9,999枚は発行され分けられていること、マイニングなどによる新規発行はないことも特徴です。
ネムの現状、値動き、価格。この1年で大幅に価格が高騰した通貨
ネムの価格は現在いくらぐらいなのでしょうか。多くの仮想通貨の価格が上昇したこの1年で、どれくらい価格は上がったのでしょうか。
非常に注目されている仮想通貨の1つということもあり、今年1年で大幅に価格が上昇をしている通貨でもあります。ネムの価格推移を大まかに捉え、現在の価格も把握をしておきましょう。
また、他の注目されている通貨の価格推移とも比較をしてみましょう。
1年前は1XEM=0.4〜0.5円前後だったのが250倍近く高騰し1XEM=100円超
ネムの価格はもともと高かったわけではなく、1XEM=0.5円前後を推移していました。
2017年4月〜価格が高騰を始め5月下旬には1XEM=40円に迫り、12月には1XEM=100円を超えています。
2016年12月頃は0.4円前後を推移していましたので、この1年で実に250倍近く上昇したことになります。
テックビューロのmijinやカタパルトのテストプログラムのリリースなども価格高騰の理由です。
他の仮想通貨も大きく価格が上昇したものが多いタイミングではありますが、その中でもネムの高騰率は非常に高く、今後も大きな相場変動が期待されています。
ネム取引オススメ取引所の紹介!
現在(2018年1月時点)、国内でNEMを取引できるところはCoincheckとZaifの2つです。
そこで今回は、NEMを取引するうえではどちらが使った方がお得かをまとめてみました。
その他の各スペックもまとめてあるので参考にしてみてください!!
coincheckなら安心して取引できる!!信頼して取引したいかたにおすすめ
CoincheckとZaifを比べたとき、coincheckはNEMのスプレッドがやや広いです。
また、レバレッジもcoincheckの方が低いです。
それでもやはり大手の安心感はあります。レバレッジをおさえて手数料が気にならない、または安心して取引したいかたにはcoincheckをおすすめします。
手数料 | ★★★★★ | 取引手数料は無料! |
---|---|---|
日本円対応力 | ★★★★★ | 銀行振り込み・コンビニ入金可能 |
独自サービス | ★★ | NEMに関する特別なサービスはなし |
レバレッジ | ★★ | レバレッジは最大5倍。Zaifには劣るか |
安全性 | ★★★★★ | 盗難保証あり! |
スマホアプリ | ★★★★ | NEMの送金は可能 |
スプレッド | ★★ | Zaifと比べると広い |
スワップポイント | ★★★ | スワップポイントに差はない |
情報量 | ★★★ | Zaifと比べると劣るか |
サポート力 | ★★★★★ | わからないことはサポートセンターに問い合わせ! |
チャート、ツール | ★★★★★ | 使いやすい取引ツールには定評があります |
ZaifはNEMプロジェクトに直接の関係をもつ取引所!!お得に取引したいなら
NEMを取引するにあたってはZaifを使った方が手数料の面からはお得です。
Coincheckと比べると、スプレッドが狭いからです。FX取引などの取引手数料は若干かかりますが、スプレッドを含めたトータルの手数料=実質手数料はZaifのほうが低いです。
また、Zaifのレバレッジは最大25倍となっています。よりハイリターンをもとめるかたはZaifをおすすめします。
それに加え、Zaifを運営するテックビューロの朝山氏はNEMのプロジェクトに直接かかわっている人物です。今後NEM独自のサービスにも期待できるので、その意味でもZaifを使う方がお得でしょう。
手数料 | ★★★★ | FX取引は利確をすると手数料が発生します |
---|---|---|
日本円対応力 | ★★★★ | コンビニ決済と銀行振り込みに対応 |
独自サービス | ★★★★★ | 今後NEMを使ったサービスに期待・積み立てもできる |
レバレッジ | ★★★★★ | レバレッジ最大25倍!!文句なしです!! |
安全性 | ★★★ | 特別な保証制度などはなし |
スマホアプリ | ★★★★★ | NEM対応。 |
スプレッド | ★★★★★ | coincheckに比べるとお得 |
スワップポイント | ★★★★ | 両社とも変わりはなし |
情報量 | ★★★★★ | NEMの情報はいち早くゲットできる可能性が高い |
サポート力 | ★★★★ | サポート窓口はあります! |
チャート、ツール | ★★★★★ | Trading View提携でテクニカル分析可能!! |
ネムの将来予測。2018年以降はどうなるのか?将来リスク
2017年はネムや他の仮想通貨の多くは大きく価格が高騰しましたが、今後はどうなるのでしょうか。
2018年以降も今年のように大きく上昇を続けるのでしょうか。それとも、大きく下落してしまうのでしょうか。
仮想通貨の将来予測をするのは非常に難しいことですが、ここでは、ネムの将来性はどうなるのか見ていきましょう。
ネムは将来どうなる事が予測される?価格は上がるのか?下がるのか?
近い将来でではテックビューロのmijinのカタパルトが2018年に成功すると、価格が上昇していくことが考えられます。
また、長期的なスパンでは仮想通貨がどれだけ普及するか、利便性が上がるかにもよります。
ネムはProof of Importanceなどの特徴で一定の支持を得ていますが、今以上にネムの使い勝手が良くなることで、ビットコインなど他の通貨との違いもより強調され普及する可能性があります。
最近ではネムを使うフリーマーケットNEMketなども開催されています。
テックビューロの動きがネムの今後に大きく影響を与える可能性もあるため、テックビューロの動きも注視したいところです。
ネムを取引することでの将来的なリスクにはどんなものが?
将来性同様、さまざまなリスクも考えられます。
いずれも可能性の問題にはなりますが、もしかするとスーパーノードの報酬が枯渇してしまいネムを手放す人が出てくるかもしれませんし、ビットコインが大きく暴落してしまいネムも連動をして大きく値を落とすかもしれません。
ネムにとって重要な取引所であるZaifの存在感にも注意が必要になるかもしれません。
カタパルトが思ったほどではなかったということもあるのかもしれません。
これから、ネムをはじめ仮想通貨の普及が広まれば、まだまだたくさんのリスクが出てくる可能性があります。
2018年以降もまだまだ普及が広まり価格が高騰する可能性は十分にある
ネムは2017年で非常に価格が高騰しており、1年前から比べるとおよそ250倍もの価格をつけています。
ネムのネットワークへの貢献度によって誰もが報酬を得れるチャンスがあり(ハーベスティング)、ビットコインのマイニングのように多額の資金や環境整備も必要ありません。
2018年以降も大きく価格が上昇する可能性はありますので、ぜひ注目してみましょう。