2018年に大幅な値上がりが期待されているQASHをご存知ですか。QASHは仮想通貨取引所のLiquid by QUOINEを運営するQUIONE社が発行しているトークンです。Liquid by QUOINEと言えば、国内でもかなり早い段階で金融庁の認可を受けている仮想通貨取引所です。
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QASHは LIQUIDというプラットフォーム上での支払いに利用されるトークンであり、QASHを通じてLiquid by QUOINEは世界有数の仮想通貨取引所に成長することを目指しています。
そんなQASHの性能や将来性、購入の仕方をご紹介します。
QASHとは
QASHの公開時期、発行枚数などの概要について見ておきましょう。
発行単位 | QASH |
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呼称 | キャッシュ |
発行総数 | 10億 QASH |
公開日 | 2017年11月 |
価格決定方法 | 保有者間での自由売買 |
ホワイトペーパー | https://s3-ap-southeast-1.amazonaws.com/liquid-site/quoine-liquid_v1.9_ja.pdf |
取引所 | 国内では「Liquid by QUOINE」で売買が可能。 |
QASHのトークンセール
QASHは国内発のICO案件としてQUIONE社が2017年11月6日からトークンセールを開始しました。当初、3億5,000万QASHを上限とした発行を予定していましたが、たった3日で売り切れとなりました。特に初日でほぼ上限に達するなど、多くの人がQASHのトークンセールに殺到しました。
QASHの価格は0.01ETHに設定されていましたが、トークンセールでは2割引の0.008ETHで販売されました。購入は500QASHからで世界98か国4,988人がトークンセールでQASHを購入しました。
国内のICOとしてはZaifのCOMSAも大きな注目を集めましたね。COMSAは約1ヶ月かけて109億円を調達したこのですが、QASHは3日間で約120億円を集めました。COMSAに比べてはるかに速いペースでとQASH資金調達したことからも、期待大といえるでしょう。
QASHはLIQUID上で使えるトークン
QUIONE社はLIQUIDという取引所を通じて世界中の仮想通貨を一括して取引できる仕組みであるワールドオーダーブックを作ろうとしています。LIQUIDによって取引所間の価格差を是正し、仮想通貨取引の流動性をかなり高めることができます。
QASHはイーサリアムベースのトークンだが、独自チェーン開発も
QASHはイーサリアムベースのトークンです。COMSAのCMSがイーサリアムベースのものとネムベースの両方を用意していることからも分かるように、現在の新規トークンはイーサリアムかネムベースで開発されることが多いです。
これは一からブロックチェーンを開発するよりも既存のプラットフォームを利用することの利便性や優位性があるからです。
ところが、QASHではフィンテック技術に特化した新しいブロックチェーンを開発する予定があります。これはQASH自体がプラットフォームとして様々なトークンを発行できるということです。つまり、QASHをベースにしたICO案件も出てくるということになります。
LIQUID上で利用できる支払い通貨としてだけでなく、ICOプラットフォームとしての役割を果たすQASHのプロジェクトに期待する人はかなり多いようです。
LIQUIDプラットフォームで使用される通貨としての優位性価値
QASHは今後、ICOプラットフォームになりうるとしても、現状ではLIQUID上の支払い通貨として評価しなければいけません。新しいブロックチェーンを一から立ち上げるのは難しく、うまくいくかどうかが未知数だからです。
さて、QASHの支払い通貨としての優位性はどこにあるのでしょうか。
現在想定されているQASHの利用法としては以下のものがホワイトペーパーに書かれています。
▽取引手数料として
- Liquid by QUOINE
- LIQUIDプラットフォーム
- QRYPTOS
▽プライム・ブローカレッジ料金
- ダイレクト・マーケット・アクセス
- 法定通貨管理
- 仮想/法定通貨のクレジット
▽その他のサービス利用料
- システム・コロケーション
- 自動取引戦略
- 取引ツール
QASHを持っていればLIQUIDプラットフォーム上の多くのサービスが利用できることが分かります。取引手数料だけでなく、サービス利用料などもQASHで支払えることから、LIQUIDプラットフォームを利用する場合、QASHを保有するメリットは大です。
そもそもLIQUIDプラットフォームを利用することのメリットも大きいですから、QASHの優位性はかなりありそうです。LIQUIDプラットフォームを利用するメリットについてまとめてみます。
・LIQUIDプラットフォームのメリット
- 取引所ごとの価格差を是正する
- マイナーなコインでも世界中の取引量を合算することで流動性が高まる
- 2019年の銀行ライセンスを目指している
LIQUIDは2018年中頃のスタートを予定しています。そうなれば多くの仮想通貨をLIQUIDで取引可能になり、かなり利便性が増すでしょう。
さらに、LIQUIDが銀行ライセンスをとった場合、かなり実用的な仮想通貨交換所としての地位を確立することになります。そうなるとLIQUIDプラットフォーム以外で仮想通貨を取引するメリットがあまりなくなり、LIQUIDの優位性、ひいてはQASHの優位性がかなり高まると予想されます。
QASHが買える取引所
QASHは仮想通貨取引の流動性を高めることを目的に作られているため、多くの取引所に積極的に上場しています。2018年1月現在でQASHを利用できる取引所は以下になります。
- Liquid by QUOINE
- Bitfinex
- Qryptos
- HuobiPro
- Gate.io
QUIONEは当然として、世界的に有名なBitFinexやHuobiで取引できるあたり、本気でワールドオーダーブックを目指しているのが分かります。
さて、この5社の中からQASHを買うならおすすめの取引所を3つご紹介します。
・基準2 安全性
・基準3 手数料
の3つの基準で取引所の特徴を案内しますので参考にして下さい。
おすすめ1:国内でQASHを変えるのは手数料無料のLiquid by QUOINEのみ
当然ながら、QASHを発行しているLiquid by QUOINEでの取引が可能です。Liquid by QUOINEは手数料無料で取引できる点がおすすめです。
最近では、海外の取引所に口座を開設する人も増えていますが、日本語対応でないために苦労したり、思わぬ失敗をすることもあるようです。その点、Liquid by QUOINEは金融庁の認可を受けた国内の取引業者ですから安心して取引可能です。
おすすめ2:海外大手のBitFinexは手数料の最低水準でセキュリティ対策の手厚い
BitFinexへの上場が発表された2017年11月末にQASHは値上がりを見せています。それだけ注目されている取引所ということですね。
BitFinexは海外の取引所ですから、英語表記で使いにくいと感じるかもしれません。しかし、登録から取引開始までの期間が短いことから、すぐにでもQASHを取引したいという場合にはおすすめです。
手数料は0.1~0.2%と最低水準ですし、過去2度のハッキング被害からセキュリティ対策にもかなり力を入れています。海外の取引所利用の際に安全性を重視する人も多いと思いますが、BitFinexは信頼できる取引所の1つです。
おすすめ3:中国大手で日本語対応のHuobiPro
中国大手の仮想通貨取引所のHuobiProでもQASHの取引が可能です。HuobiProはセキュリティ対策に非常に力を入れており、サポート体制も整っています。中国当局からの締め付けがある分、中国人以外の利用者数を増やすことに力を入れていることがよくわかります。
HuobiProは日本語対応ですし、非常に使いやすい取引所です。ただ、手数料が0.2%と高めになっています。
QASHの買い方・購入手順
気になるQASHの購入方法ですが、ここでは国内で唯一QASHを購入できるLiquid by QUOINEでの買い方を解説します。
まだLiquid by QUOINEに口座開設していない場合は、まず口座開設しましょう。Liquid by QUOINEのホームページは標準では英語表記になっているので、日本語表記にしておくと分かりやすくなります。
また、Liquid by QUOINEでは取引所と販売所(スピード注文)でQASHを購入することができます。購入方法が違うので、別々に解説します。
・取引所での購入
1.「ウォッチリスト」パネルから取引したい、注目している通貨ペアを選ぶ
Liquid by QUOINEでは多くの通貨を扱っているため、あらかじめ取引したい通貨ペアを選んでおくと、値動きなどが見やすくなります。
2.「注文パネル」でQASHJPYを選ぶ
注文パネルから取引する通貨ペアを選びます。日本円での購入はQASHJPYです。
3.レートと数量を決める
注文するには、注文価格と注文量を決めなければいけません。注文価格は1QASHを何円で買いたいかを入力します。数量は欲しいQASHの量です。注文価格は板情報などを参考にするといいでしょう。
4.「買」を選択する
最後に「買」ボタンをクリックして注文完了です。注文が約定されるのを待ちましょう。
・販売所での購入
仮想通貨取引所には販売所と取引所という機能があります。Liquid by QUOINEでは販売所と取引所の両方の機能がありますが、QASHはどちらでも購入可能です。また、Liquid by QUOINEの販売所はスピード注文と呼ばれています。
スピード注文でのQASHの購入はとても簡単です。
1. 「支払金額」でJPYを選択、「受取金額」にQASHを選択
2. 支払金額に購入金額を入力する
3. 「注文する」をクリック
取引所とことなり、レートが固定で注文は必ず約定します。とにかくすぐにQASHが欲しいという場合には、スピード注文を利用するといいかもしれません。
QASHの価格推移とチャートの形状
QASHがどれほど優れた機能を持っていたとして、それに応じた価値がついていなければ投資してもうまみがありません。これまでの価格推移と、チャートの形状からQASHの今後の価格や値動きの特徴がわかってきます。
QASHは上場後いきなり3倍ほどの値上がりをし、上場1週間で150円以上の値を付けています。多くの仮想通貨がそうであるように暴騰の後には暴落がやってきます。
150円を超えてから一週間で100円を割り込む暴落となります。ICOから参加していた人の利確売りが原因とみていいでしょう。
12月中旬から仮想通貨全体が一斉に大幅な値上がりをしていきますが、QASHも同様に再び140円近くまで値上がりしました。その後、年末年始は100円前後で推移していましたが、お正月休み明けから一気に暴騰し150円を超え、250円まで値上がりしたのです。
この時期は他通貨も大幅に値上がりを見せいていましたが、さすがに2倍以上の伸びはすごいですね。
QASHはまだまだ知名度が低い通貨です。そのため、値動きは他の仮想通貨につられる形になります。また、基本的に暴騰、暴落を繰り返しながら、底値を切り上げていることがチャートから読み取れます。
以上のことから、QASHは長期で見れば右肩上がりの成長をするのではないかと思われます。
価格上昇が期待できる材料
QASHは機能的にも、実需の面でも価格上昇を期待できる材料がそろっています。
・価格上昇が期待できる理由
- LIQUIDプラットフォームが銀行ライセンス取得を予定している
- 仮想通貨の流動性が高まればQASHの利用価値も高まる
- QUOINE社による積極的な情報開示
既出ですが、QASHが利用できるLIQUIDプラットフォームが銀行ライセンスの取得を目指していることが一番大きな材料です。例えば、銀行ATMの手数料の支払いに日本円だけでなくQASHも使えるようになるかもしれない、ということです。当然、QASHを使うことのインセンティブが与えられることも予想されますよね。そうなるとQASHの需要が高まり、価格が上昇すると考えられます。
QASHは仮想通貨の流動性を高めることを目的に作られています。つまり、仮想通貨の取引が盛んになればなるほど、QASHの利用価値が上がっていくということになります。2017年は仮想通貨元年と呼ばれていますが、2018年にはさらなる飛躍が期待されています。仮想通貨全体が盛り上がれば、おのずとQASHの価格も上がっていくでしょう。
日本発の大型ICOとしてQASH以上に注目されているのがCOMSAです。COMSAに比べるとQASHについての情報開示は非常に積極的です。サービスの性能や将来性に対して投資しているICO参加者にとって、やはり積極的に情報開示してくれるQASHに好印象を持つものです。
情報開示を社長自らが積極的にしているQASHを、多くの投資家が期待を込めて買い、その結果として値上がりするという予測も成り立ちますね。
想定される下落リスク(材料)と心配事
QASHの価格上昇は、主な用途であるLIQUIDプラットフォームへの期待の表れと考えることもできます。そうなるとLIQUIDに対する期待感が薄れることが価格下落の最大リスクになります。
仮想通貨を取引するプラットフォームとして期待されているLIQUIDですが、実はすでに同じようなサービスが展開されています。中でも有名なののがChangelly(チェンジリー)です。もし、LIQUIDがチャンリジーに対する優位性を示せなかったとすると、当然ながらQASHの価値も下がってしまうでしょう。
LIQUIDが銀行ライセンスを取得できるかどうか、が一つの判断基準になるでしょう。
QASHやLIQUIDそのものの問題ではなく、各国の仮想通貨に対する規制も気になるところです。仮想通貨取引に対する規制の在り方は今後各国で議論されていくと思いますが、規制の内容によってはLIQUID並びにQASHが大打撃を受けることもありうるわけです。
ましてや、QASHは多くの取引所に上場しています。取引所がある国によって規制の基準は変わってくるでしょうから、規制の影響を受けやすいというリスクもあります。
現状考えられる使用用途
2018年1月現在、実はLIQUIDは稼働していません。ということは、LIQUIDプラットフォーム上で利用できるはずのQASHも、現在は使い道がないということです。
実際にまだサービスが始まっていないのにこれだけ注目されている、ということはサービスが提供されたときの値上がりは楽しみですよね。
ホワイトペーパーによれば、LIQUIDプラットフォームは2018年の第二四半期に稼働する予定です。そうなるといよいよいQASHは支払い通貨として利用できるようになります。具体的にはどんな用途が考えられるのでしょうか。
ホワイトペーパーに記載されている主な用途を、繰り返しになります確認しておきましょう。
>> キャッシュの利用用途
プライム・ブローカレッジがどれだけ広がるのか、どの範囲までカバーするのかによってQASHの用途の幅はかなり変わってきそうです。
まとめ
国内仮想通貨取引所Liquid by QUOINEが発行しているQASHの将来性について見ていきました。仮想通貨の取引が盛んになってきたといってもまだまだ流動性が低く、取引のしやすさはまだまだこれからでしょう。よりスムーズで公正な取引を目指しているQASHとLIQUIDには大きな期待を抱かずにはいられません。
LIQUIDプラットフォームが実際に稼働してからが、QASHの本領発揮です。期待だけでなく実需が高まれば、10,000円台の夢ではないのかもしれませんね。