2018年の注目仮想通貨の一つが中国版イーサリアムと呼ばれているNEOです。NEOはイーサリアムと同じくブロックチェーン技術を使ったあらゆるサービスのプラットフォームとしての役割が期待されています。
2017年に600倍以上の値上がりをしたイーサリアムのような爆発的な値上がりが期待されているNEOの特徴、将来の可能性、そしてNEOを購入できる取引所をご紹介します。
NEOとは
NEOは中国版イーサリアムと呼ばれているように中国で開発された仮想通貨です。
NEOは2016年10月に発行されていますが、当時は「Antshares(アントシェアーズ)」という名前でした。その後、2017年6月に現在のNEOという名前に変更されています。
NEOはイーサリアムと同じく、スマートコントラクト技術による、スマートエコノミーの構築を目指しています。スマートコントラクトはブロックチェーン上で自動的に契約を実行する技術です。あのトヨタも研究を始めたことからかなりの可能性を秘めていることが分かります。
技術面の詳細はのちほど詳しく解説するとして、仮想通貨NEOの発行枚数などの概要を確認しておきましょう。
・NEOの概要
発行単位 | NEO(ネオ) |
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発行総数 | 1億NEO |
発行年月 | 2016年10月 |
公式サイトURL | https://neo.org/ |
取扱取引所 |
Binance(バイナンス) KuCoin(クーコイン) Bittrex(ビットトレックス) Bitfinex(ビットフィネックス) |
NEOの発行枚数は1憶枚ですが、半分の5,000万枚はNEO協会が保有しています。つまり、現在流通しているのは5,000万枚です。
NEOの取引については、現状では国内取引所での取り扱いがなく、海外の取引所を利用して売買することになります。4つの取引所の中でもバイナンス、ビットトレックスはすでに口座を持っているという人も多いのではないでしょうか。さらに、KuCoinも利用者数を延ばしているため、NEOの知名度は今後ますます高まっていくでしょう。
NEOのチャート推移と形状
いきなりですが、NEOのチャート推移から、値動きの特徴や将来性について考えてみます。
NEOは、AntsharesからNEOに名称変更した2017年6月頃から9月にかけて5倍ほどの値上がりを見せ、5,000円を超える価格になりました。NEOがどれほど期待されているかが分かりますね。
その後、9月に中国が国内ICOを禁止すると、そのあおりをうけて一気に暴落します。NEOはICOのベース通貨としても期待されていたため、このダメージは相当で4割弱まで値探ししてしまいました。
その後は徐々に値を戻し、10月から12月にかけて5,000円を回復します。さらに年が変わって2018年1月になるとさらに2倍以上の値上がりで1万円を軽くこえ、上昇トレンドを維持しています。
ここまでの価格推移をみてみると、中国当局によるICO禁止以外では大きな値下がりを経験していません。多少の価格調整の値下がりはありますが、基本的には右肩上がりで推移しています。1,000円以下から半年余りで14,000円程まで14倍の値上がりをしたことになります。
NEOの取り扱い取引所が少ないこと、知名度もそれほど高くないことから考えると、今後さらに値上がりする可能性は十分にありえます。
価格上昇が期待できる材料
NEOの2018年の価格上昇への期待は、かなり高いと言えます。
- コンピュータによる予測
- 機能面への期待
- IT系大企業との提携発表
未来予測プログラム「ウェブボット」がNEOの価格の急上昇を予測しています。ウェブボットによれば、NEOは2018年1月に急速な値上がりをし、その後の2月にかけてはお祭り騒ぎのような上昇とされています。ウェブボットは、マイクロソフトのコンサルタントを務めていたこともあるクリフ・ハイ氏が開発したコンピュータプログラムで、今のところ1月の相場を的確に言い当てています。
コンピュータによる予測が信じられない、という人はNEOの機能面に注目してはどうでしょうか。
2017年のイーサリアムの値上がり率をご存知でしょうか?
600倍以上です。NEOはイーサリアムと同じような機能を持っています。機能面への注目から値上がりしたイーサリアム同様にNEOの値上がりを期待してもいいでしょう。
また、イーサリアムの欠点ともいえるプログラミング言語の複雑さや処理能力などがNEOでは解決されている点をからもNEOに価値を見出す人は多いでしょう。多くの人が注目すると、それに比例して価格も上昇していきます。
さらに、NEOは2018年3月にあのマイクロソフトと提携することを発表しました。Devconと呼ばれる開発者のコンテストを開催します。賞金は約5,500万円です。マイクロソフトが提携してもいいと思えるほどの実力をNEOが持っているということです。このニュース発表時にはNEOの価格が60%UPするなど、大ニュースになりました。3月に向けて実際に提携が進むことで次の大きな発表があるかもしれません。
NEOの下落リスク(材料)と心配事
NEOには今のところ機能面での欠点はほとんどなさそうです。2018年は仮想通貨の選別の年とも言われており、機能面や社会的な意義の大きな通貨が生き残り、その他の通貨は淘汰される、という予測がされています。その意味ではNEOが暴落し、消滅してしまうという可能性は低いと考えていいでしょう。
では、NEOにはリスクが全くないかと言えばそうとも言えません。NEOは発行枚数1憶枚ですが、そのうち半分の5,000万枚をNEO協議会が保有しています。全体の50%ものNEOをNEO協議会が持っているということは、NEO協議会によって価格操作が可能になってしまうということです。
しかし、NEO協議会にとって、NEOの価格が下落したり、価格が不安定になることは決していいことではありません。あえて言うならばリスクですが、それほど危険なリスクではなさそうです。
中国版イーサリアムと評価される理由
さて、ここでNEOがなぜ中国版イーサリアムと呼ばれているのかを考えてみます。まずは、イーサリアムの主な特徴を確認しましょう。
- スマートコントラクトが使える
- ICOプラットフォームとして利用されている
- 分散型アプリケーションを作ることができる
これらはイーサリアムがビットコインに比べて画期的であると言われている特徴です。また、現在ではイーサリアムのプラットフォーム上で発行できるトークンによってICOする企業やプロジェクトも増えています。今後、ICOが盛んになってくると、ますますプラットフォームとしてのイーサリアムの存在感が増していくでしょう。
そして、これらの機能をもれなく持っているのがNEOなのです。ですから、NEOは中国版イーサリアムと呼ばれています。
NEOが機能面から中国版イーサリアムと呼ばれている理由はご理解いただけたと思います。しかし、NEOにはイーサリアムにはない多くの機能が盛り込まれているのです。現在人気のある仮想通貨の持つ機能のほとんどがNEOでは利用可能といっても過言ではありません。例えば、次のような機能があります。
- スマートファンド
- 予測市場
- 広告市場
- データ交換
- 知的財産取引
- ソーシャルネットワーキング
- デジタル証明書の発行
これらすべての機能がNEOプラットフォームから利用できるため、今後ICOの基盤としてますます期待されていくでしょう。
さらに、「中国版」という点にも注意が必要です。中国では世界的に利用できるサービスが利用できず、国内独自の類似サービスが発展する傾向にあります。例えば、中国版Googleの百度、中国版LINEのwechatがありますね。中国国内で現在禁止されているICOもNEO限定で認可されるかもしれません。中国の市場規模を考えるとNEOの可能性は非常に大きいものになります。
NEOのホワイトペーパーを読み込んでみた
NEOの今後の可能性やリスク、価格動向を予測するために、基本となるのがホワイトペーパーです。
参考:NEOホワイトペーパー
新しい仮想通貨が日々開発されている中で、発展するもの、消えていくものもあります。その判断の基準になるのでNEOを買いたいという方は絶対に読んだほうがいいです。
ホワイトペーパーには、開発の当たっての問題意識やソリューション、スペック、開発工程、資金計画などが書き込まれています。もし、まだマイナーな仮想通貨に投資しようとする場合には必ずホワイトペーパーを読んでおくことをおすすめします。
NEOのホワイトペーパーを読み込み、重要な項目についてまとめたので、ご覧ください。
「スマートな経済」を実現するための設計目標
NEOの問題意識は経済の効率化にあります。自己資産の自己管理により、非中央集権的な分散ネットワーク上でのスマートな経済を実現することを目標にしています。
そのために仮想通貨の中心技術であるブロックチェーン技術によるデジタルアセット、デジタルアイデンティティ、スマートコントラクトを利用します。また、NEOを利用するためのアプリケーションやエコシステムを提供し、オープンソースコミュニティの持続的な発展、改善を目指しています。
デジタルアセット
デジタルアセットとは、資産をデジタル記録化したものです。ブロックチェーン技術の最も優れた点でもあります。ブロックチェーン技術により、デジタル化された資産は分散され、透明で追跡可能、仲介者不要でトラストレスなものになります。
また、デジタルアイデンティティを利用することでデジタルアセットと、物理的な資産(例えば家や自動車)を紐づけることもできます。もちろん、紐づけられた資産は法律によって保護されます。
デジタルアセットには、グローバルアセットとコントラクトアセットの2種類のアセットがあります。グローバルアセットはNEOのシステムスペースに記録され、すべてのスマートコントラクトから認識可能です。コントラクトアセットは、スマートコントラクトのプライベートチェーン上に記録されます。
デジタルアイデンティティ
デジタルアイデンティティとは、電子データで記録された個人や組織などの身元情報がものことです。NEOではデジタルアイデンティティシステムの中でも最も発展しているPKI X.509標準に基づいています。これはX.509レベルのデジタル証明書の発行が可能になることを意味します。
デジタル証明書の発行時に本人確認には、
- 顔認証
- 指紋認証
- 音声認証
- SMS認証
などの認証方法が使えます。
デジタル証明書の発行や証明書失効リストの管理にはブロックチェーンを利用するため、追跡可能で、透明性が確保されています。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、あらかじめ決められた条件が実行されると、契約内容が自動的に履行されるというものです。例えば、AさんがBさんに自動車を渡す(条件)とBさんの口座からAさんの口座に自動的に100万円が振り込まれます(契約)
スマートコントラクトという概念自体は1994年に提案されており、決して新しいものではありません。
しかし、仮想通貨によるブロックチェーン技術の進展により、スマートコントラクトはより有用で、信頼性の高いシステムとして利用されています。
スマートコントラクトと言えば、イーサリアムですが、イーサリアムでスマートコントラクトをプログラムするには専用のプログラミング言語を使わなければいけません。NEOでは開発者が使い慣れた言語でスマートコントラクトを書き込むことができます。
NEOで利用できるプログラミング言語
- C
- C#
- C++
- Java
- Python
開発環境について、NEOにはもう一つの特徴があります。NEOのユニバーサル仮想マシンであるNeoVMの存在です。NeoVMは軽量で動作性に優れ、スケーラビリティーが高いので多くの処理をこなすことができます。
例えば、
NEO…1秒間に1,000取引
というように、NEOでは最適化によっては1秒間に10,000取引の処理も可能だと言われています。
これは通貨としての決済処理だけでなく、開発者によるスマートコントラクトの開発処理にも関わります。世界中の開発者がスムーズに開発できる環境がNEOには整っているようです。
アプリケーションとエコシステム
エコシステム(開発環境)は多くの仮想通貨がそうであるように、オープンソース環境にとっては非常に重要な要素になります。NEOを利用した開発に使える下記のアプリケーションやエコシステムが用意されています。これらの環境の改善については報酬が支払われるため、開発者にとってもNEOにとっても持続的発展につながります。
・ノードプログラム
- 全ての機能を備えたフルノードPCプログラム
- 優れたユーザーエクスペリエンスを持つライトノードPCプログラム
- ブロックチェーンと同期する必要のないWeb / Android / iOSクライアント
- ハードウェアウォレット
・ブロックチェーンエクスプローラ
・SDK開発キット
Java / Kotlin、.NET C#/ VB、JavaScript / Typescript、Python、Goのサポート
・スマートコントラクトコンパイラとIDEプラグイン
C#/ VB.Net / F#、Visual Studio
Java / Kotlin、Eclipse
C / C ++ / GO
JavaScript / TypeScript
Python / Ruby
・分散アプリケーション
- スマートファンド
- AI支援の法的なスマートコントラクト
- ソーシャルネットワーキング
- 自動トークン流動性プロバイダ
- 分散型取引所
- 安全な通信プロトコル
- データ交換市場
- 知的財産取引市場
- 予測市場
- 広告市場
- ハッシュパワー市場
- NeoGas市場
NEOとNeoGasの2つのネイティブトークンがある
NEOのプラットフォーム上で利用できるトークンとしてNEOとNeoGas(GAS)の2種類のネイティブトークンが発行されています。
NEOは1億枚発行されており、NEOネットワークの管理権として利用します。NEOネットワークの管理とは、取引承認の投票やネットワークパラメータの変更などが含まれます。
NEOの最小単位は1で、ビットコインやイーサリアムのように、0.01BTCや0.01ETHでは扱えません。
GASはNEOネットワークの利用料として使われ、最大1億GASが発行されます。GASは取引承認の報酬として支払われます。多くのGASを支払うことによって送金スピードを高めることも可能です。
GASの最小単位は0.00000001GASです。NEOネットワークの利用にはGASが必要になるため、ネットワークのリソースが乱用されることを防いでいます。
NEOの1億枚はすでに発行済みですが、GASは今後1億枚に達するまで新規に発行されていきます。GASの生成は最初は1ブロックごとに8GASですが、その後約8年(200万ブロック)ごとに1GASずつ減っていきます。最終的には22年で1億GASが発行される予定です。
NEO DBFTコンセンサスメカニズム
NEOでは取引の承認にDBFTという方法を採用しています。DBFTとはビザンティン耐障害性コンセンサスメカニズムのことです。投票により、取引内容を承認するブックキーパーを選び、選ばれたブックキーパーがBFTアルゴリズムを介してコンセンサスに達することで新しいブロックが生成されるという仕組みです。
ビザンティン耐障害という言葉は聞きなれないかもしれませんね。ビザンティン耐障害とはビザンティン将軍問題(一部による裏切りでシステム全体に異常が起こってしまう、という問題)に対して強い耐性があるということです。
BFTアルゴリズムでは、選ばれたブックキーパーのうち66%以上の承認でコンセンサスに達したことになり、作成されたブロックがブロックチェーンにつながれます。この時、選ばれたブックキーパーのうち、作成するブロックを提案する役割をスピーカーと言います。スピーカーは固定ではなく、代わる代わるスピーカーの役割を果たしていきます。
さらに、DBFTではデジタルアイデンティティシステムと結びついているため、ブックキーパーは本名で特定されます。悪意のある不正をしようとして2重、3重に守られているのがNEOネットワークです。
NeoContractというスマートコントラクトシステム
NEOで利用されるスマートコントラクトシステムはNeoContractと呼ばれています。NeoContractは3つの部分で構成されています
- NeoVM - ユニバーサルブロックチェーン仮想マシン
- InteropService - 相互運用可能なサービス
- DevPack - コンパイラとIDEプラグイン
1. NeoVM:
開発者がプログラミングしたスマートコントラクトを実行するための仮想CPUです。契約内容を読み取り、実行する処理能力が高く、汎用性も高いため、スマートコントラクトとの相性は抜群です。
2. InteropService:
スマートコントラクト実行時にアクセスして利用する、NeoVMが使う仮想マシンのようなものです。InteropServiceで提供されるサービスは、ブロックチェーン元帳、デジタル資産、デジタルID、永続ストレージ領域、その他の基礎となるサービスです。
NeoVMが軽量でInteropServiceにアクセスできることから、あらゆるブロックチェーンや非ブロックチェーン上にも移植可能なものとなっています。
スマートコントラクトの有用性を極限にまで高めるための仕組みなのです。
3. DevPack:
高水準の言語コンパイラとIDEプラグインです。DevPackを利用することで開発者は普段使い慣れたVisualStudioやEclipseなどの環境のままで、しかもあたらしいプログラミング言語の習得なしにスマートコントラクトの開発が可能です。
スマートコントラクトの開発のために、あらたな学習を必要としないため、NeoContractを中心としてスマートコントラクトコミュニティーが盛んになっていきます。
クロスチェーン相互運用性を実装するプロトコルNeoX
NeoXはクロスチェーン相互運用のためのプロトコルです。「クロスチェーンアセット交換プロトコル」と「クロスチェーン分散トランザクションプロトコル」の2つの部分に分かれます。
クロスチェーンアセット交換プロトコルは、異なるチェーン上の資産を交換するために、二軸原子アセット交換プロトコルに拡張されています。これにより、トランザクションのステップが成功か失敗かを確実に承認することができます。
NeoXを利用するには、NeoContractによるアカウント作成が必要ですが、単純なスマートコントラクトの場合、NeoXと互換性があります。
クロスチェーンアセット交換プロトコルをさらに拡張したものがクロスチェーン分散トランザクションプロトコルです。トランザクションの各ステップが複数のチェーン上に分散させ、しかもトランザクション全体の一貫性が補償されます。
NeoXによって異なるチェーン間でのスマートコントラクトの実行が可能になるのです。
大規模なファイルもブロックチェーンに格納できる「NeoFS」という分散ストレージプロトコル
NeoFSは分散ハッシュテーブル技術という技術を利用した分散ストレージプロトコルです。NeoFSではファイルパスではなく、ハッシュによってデータをインデクスします。
大きなファイルの場合、多くの異なるノードに分散されているデータブロックに分散されて記録されます。
ファイルの信頼性を担保するために、GASを利用します。重要性の低いファイルは無料のノートに保存するという選択が可能です。重要性の高いファイルは信頼性の高いバックボーンノードに保管することができますが、GASを支払う必要があります。
NeoFSはInteropServiceのサービスの1つとして提供され、大規模なファイルもブロックチェーンに格納することを可能にします。また、分散ストレージであるため、デジタル証明書類の中央サーバでの管理は不要です。
また、将来的には、古いブロックデータをNeoFSに保存することができるようになります。古いデータを開放することでスケーラビリティーが向上させ、履歴データの整合性を確保します。
格子ベースの暗号化(半量子暗号)メカニズム「NeoQS」
仮想通貨の暗号技術にとって、天敵とも呼べるのが量子コンピュータです。
NEOでは格子ベースの最短ベクトル問題や最密ベクトル問題に基づく暗号技術を採用しています。これらの問題は量子コンピュータでは解決できないものであり、NeoQSは量子コンピュータ対策として有効な暗号アルゴリズムと言えます。
NEOの購入が可能な取引所を紹介
将来性がかなり高く評価されているNEOですが、どこで購入したらいいのか気になりますよね。NEOを取り扱っている取引所はまだ少ないですが、現在取扱のある取引所の中から次の4つのポイントでおすすめの取引所をご紹介します。
- 手数料
- 使いやすさ
- 取扱通貨が多い
- 安全性
仮想通貨取引をするならこれらの要素を備えている取引所で取引することが有利にはたらきます。ぜひ参考にして下さい。
1. Binance(バイナンス) -手数料が激安で、日本語対応の
バイナンスのおすすめポイント
- 手数料が安い(0.05%)
- NEO以外多くの通貨を取り扱っている
- 日本語対応で使いやすい
- 世界一の取引所ということで信用もある
一番のおすすめはバイナンスです。多くの銘柄を扱っていることと、ハードフォークした通貨が配られることで注目されていますね。手数料は通常0.1%ですが、バイナンスの独自通貨であるBNBで手数料を支払うと、0.05%に割引されます。
バイナンスでは100以上の仮想通貨を取引できるので、NEO以外にも将来性の高い仮想通貨を買うことができます。
バイナンスは海外取引所では珍しく日本語対応で、英語が苦手な人にも使いやすい取引所です。中国の取引所ではありますが、今や世界一の仮想通貨取引所となっており、世界中から信頼されていることが分かります。
まずは、NEOを買ってみようかな、という場合にはバイナンスが最適です。
2. KuCoin -手数料は最安水準、NEO保有でGASがもらえる
KuCoinおすすめのポイント
- 手数料が安い(0.07%)
- 多くの通貨を扱っている
- 日本語対応
- NEOベースのICOコインが買える
KuCoinでNEOを購入するメリットはNEOベースでICOしたコインが買えることです。NEOベースでICOしたコインはKuCoinでしか買えません。NEOをベースとしてICOは今後も増えていくことが予想されているため、KuCoinの存在感はますます大きくなっていくでしょう。
KuCoinもバイナンス同様に日本語対応で、直感的に使える取引画面になっています。手数料はKuCoinの独自通貨KCSを使うと3割引の0.07%になります。
KuCoinではビットコインやイーサリアムだけでなく、NEOを基軸通貨にした取引も可能です。KuCoinがどれだけNEOを高く評価しているのかが分かりますね。
とにかくNEOに期待している、NEOベースのICO通貨を買いたいならば、KuCoinがかなりおすすめです。
3. Bittrex(ビットトレックス) -とにかく珍しい通貨を取引したいなら
ビットトレックスおすすめのポイント
- 取引仮想通貨数が200以上
- ハッキングリスクが低い
ビットトレックスはずいぶん前からアルトコインの取り扱いが多いことで知られていました。現在でも非常に多くの仮想通貨を扱っています。また、ビットトレックスでは仮想通貨をオフラインで保管しているため、ハッキングのリスクは低めです。さらに、2段階認証を設定しないと出金できない仕組みになっているため、安全な取引所です。
ただし、ビットトレックスは手数料が0.25%とかなり高めです。また取引所サイトは英語表示のみなので、英語が苦手な人には使いにくいかもしれません。
ビットトレックスは、まだ誰も注目していない草コインに投資して、大当たりを目指したい人にはおすすめです。
4. Bitfinex(ビットファイネックス) -レンディングサービスが使える
ビットファイネックスのおすすめポイント
- レンディングサービスが使える
- 手数料は0.1~0.2%
- セキュリティ対策に力を入れている
ビットファイネックスは過去に2度もハッキング被害を受けている取引所です。そのため、セキュリティ対策には非常に力を入れています。現在では、ハッキングされたときに備えて、「出金時の秘密の質問」「出金先の限定」などの設定も可能であり、万が一の備えの上で、さらに最悪の事態を避ける備えをしている印象です。
手数料はMakerで0.1%、Takerは0.2%ですから、高くも安くもない水準です。日本語対応になっていないのが残念ですが、将来の値上がりに期待してガチホするには最適な取引所です。というのも、レンディングサービスを提供しているからです。
レンディングサービスは国内ではコインチェックがサービス展開しているのでご存知の方もいるでしょうが、仮想通貨を貸しつけることで、利子を受け取るサービスです。売買を繰り返さず長期保有する場合にはレンディングサービスの利用も視野に入ります。
大量のNEOを買っておき、長期間ガチホする場合にはビットファイネックスの利用がいいでしょう。
まとめ
中国発のICOプラットフォームを目指すNEOについて見てきました。中国版イーサリアムと呼ばれるだけあって、期待値や実力はかなりのものがあることが分かります。
中国当局のICO規制があったにも関わらず、ここまで値上がりを見せているNEOがどこまで値上がりするのかも楽しみですね。2018年春にはマイクロソフトとの提携、未来予測ロボによるお祭り騒ぎの値上がり予測と、明るい話題が多いのがNEOです。
第二のイーサリアムとして仮想通貨界のインフラになれるのか、NEOの今後の成長に注目です。